オリンピックの出場経験者が子どもたちにスポーツやオリンピックの価値を伝える特別教室が群馬県高崎市の中学校で開かれました。
高崎市の群馬中央中学校を訪れたのは、2008年の北京オリンピックの競泳で銅メダルを獲得した宮下純一さんです。この教室は、JOC、日本オリンピック委員会が中学2年生を対象に全国各地で開いているものでパートナー都市協定を結んだ高崎市では2015年度からスタートしました。
この日はまず運動の授業が行われ、新聞紙を使ったユニークなリレー競技に挑戦しました。生徒は3つのチームに分かれ、新聞紙に乗せたボールを2人で運び、その速さを競います。運ぶボールはチームごとにバレーボールやソフトボールなど好きなものを選べますがボールを選ぶことができますが、宮下さんはその選択も勝敗を左右する作戦の一つと教えました。
この後の座学では、宮下さんが、「何度もやめようと思いましたがあきらめずに続けたことで北京オリンピックに出場できました」と自身の経験を語りました。