オリンピック テニス ジョコビッチが準決勝で敗退
東京オリンピック、テニスの男子シングルス準決勝で世界王者でセルビアのノバク・ジョコビッチ選手は世界ランキング5位でドイツのアレクサンダー・ズベレフ選手にセットカウント1対2で敗れました。
ことし、ジョコビッチ選手は、四大大会とオリンピックで優勝する「ゴールデンスラム」の達成に期待がかかっていましたが、これで、その機会を逃しました。
東京オリンピック、大会8日目の30日、テニスの男子シングルス準決勝で世界王者でセルビアのジョコビッチ選手は世界5位でドイツのズベレフ選手と対戦しました。
ジョコビッチ選手は第1セットを2度のブレークに成功して6-1で奪いました。
しかし、第2セットは先にブレークしたあとに逆転され3-6で今大会、初めてセットを落としました。
最終の第3セットでは立ち上がりからサーブが決まらずにショットの精細を欠くと続けてブレークされてこのセットも1ー6で奪われ、セットカウント1対2で敗れました。
ことし、男子シングルスで四大大会のうち、すでに3大会を制したジョコビッチ選手は、四大大会すべてで優勝し、さらにオリンピックでも金メダルを獲得する「ゴールデンスラム」の達成に期待がかかっていましたが、準決勝で敗れ、男子で初めてとなる偉業達成の機会を逃しました。
「非常に落ち込んでいる」
ジョコビッチ選手は試合後、「まだあすの3位決定戦が残っていて、そこで勝ちたいと思っている。いまは非常に気持ちが落ち込んでいて『ゴールデンスラム』について話せる状況ではありません」と話していました。