オリンピック大会陸上競技初のメダリストの一人、東京五輪の陸上男子２０キロ競歩で銅メダルを獲得した山西利和選手（２５）＝愛知製鋼、堀川高―京都大出＝が１６日、京都市スポーツ最高栄誉賞と、京都府スポーツ賞特別栄誉賞の表彰を受けました。
16日午前、京都府庁に山西利和選手が姿を見せると府の職員が大きな拍手で出迎えました。京都府スポーツ賞特別栄誉賞はスポーツの分野で顕著な成績を収めた選手に贈られるもので、京都府の西脇知事から盾やブロンズ像が山西選手に手渡されました。西脇知事が85年ぶりとなる京都大学出身者のメダリストを讃えると、山西選手は金メダルを目指していたので悔しさもあるが得るものは多かったパリに向けて頑張りたいと次の大会を見据えていました。
また、京大出身者の陸上でのメダルは１９３６年ベルリン五輪以来８５年ぶりで、「金メダルを目指していたので悔しい結果だが、多くの方に喜んでもらえてうれしい」と感謝の言葉を述べました。
【山西 利和（やまにし としかず）選手の活躍】
京都大出身で高いスピード能力を誇る選手。高校時代から国際試合で活躍し大学でさらに実力を伸ばしています。2019年世界選手権20km競歩で金メダルを獲得し東京五輪代表に内定。2020年9月には5000m競歩で日本新(当時)マーク。2021年日本選手権で2連覇果たし、さらに五輪では気温30度超えの中で銅メダルを手にしました。
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