拍手で迎えられたのは高知市出身で車いすラグビー日本代表の池透暢選手です。去年の東京パラリンピックでは正確なロングパスなど高い技術力を武器にチームの司令塔として活躍。2大会連続の銅メダル獲得に大きく貢献しました。母校の南海中学校を訪れ後輩たちに贈ったのはー
「(生徒たち除幕)♪タンタカターン、タン!(拍手)」
東京オリンピックでメダリストが登壇した表彰台です。メダリストの出身校などに表彰台を寄贈するプロジェクトの一環で南海中学校には東京オリンピックのハンドボールとウエイトリフティングで金メダリストが登壇した表彰台が贈られました。縦・横ともに120センチ、高さは20センチで、側面には大会のロゴマークにも使われた市松模様がデザインされています。さらにサプライズも。
池選手
「みんなにせっかくなのでメダルを持ってきてみんなに見てもらいたいなと思って…応援してくれた?(生徒)しました!」
2大会連続でつかんだ銅メダルです。
東京パラリンピック 車いすラグビー
銅メダル 池透暢選手
「金メダルを逃した瞬間はなんとも言い難いすべてを失ったような気持ちになりました。母校の生徒の皆さんや、高知県の皆さんもやっぱり応援してくれている人たちのことを(頭に)描きながら最後、銅メダルの闘いに戦い抜き、金メダル以上に皆さんが喜んでくれたことが自分の中で一番宝物」
今後、合唱コンクールの指揮台や体育祭の表彰に使われる予定の表彰台。トップアスリートと同じ表彰台に上がれるチャンスに生徒たちも闘志を燃やします。
2年生男子生徒
「僕らもオリンピック選手になった気分でいいなと思った。テストの成績とかでも頑張って(表彰台に)乗ってみたい。」
生徒たちからは感謝の気持ちを込めて池選手に手作りの金メダルが贈られました。
東京パラリンピック 車いすラグビー
銅メダル 池透暢選手
「僕の銅メダルが金メダルに変わったので、この中にみんながメッセージを書いてくれているのがすごく嬉しいので帰って見ようと思います。(オリンピックの表彰台で)表彰してあげたり、表彰台で目標とかみんなに聞いてもらう瞬間だったりなにかスタートするような場所になるといい」
世界の舞台を経験したトップアスリートからの贈り物に後輩たちは目を輝かせていました。