【514】オリンピック讃歌

題名:オリンピック讃歌
作詞:K.PAIAMA
作曲:SPLORO SAMARA
訳詞:野上彰
制作:日本WHO協会環境改進委員会
備考:第18回大会 1964年

※オリンピック賛歌、またはオリンピック讃歌は、オリンピアード競技大会、オリンピック冬季大会の開会式、閉会式等の式典や国際オリンピック委員会総会などで演奏される曲。オリンピックが近代に復活するにあたり、1896年4月6日(グレゴリオ暦)にアテネオリンピック開会式において演奏された。しかし楽譜が消失したため、その後のオリンピックでは賛歌が演奏されなかったり、大会ごとに別の賛歌が演奏されたりして、この曲は忘れ去られていた。1958年、アジアでは初めての開催となる国際オリンピック委員会総会(IOC総会)の第54次総会が東京で開かれるのを前に、消失したと見られたこの曲の楽譜が「ギリシャで見つかった」。ところが、この楽譜が作曲者サマラス自身の手でピアノ用に編曲されたものだったため、日本オリンピック委員会はNHKを通じて作曲家の古関裕而に依頼し、オーケストラ用に採譜・編曲した。国際オリンピック委員会は日本の善意と曲の素晴らしさに感激、以後この古関版を公式に賛歌と認定した。公式に認定された後に最初に開催された1960年スコーバレーオリンピックから演奏されている。

※野上 彰(のがみ あきら、本名:藤本 登、1909年(明治42年)2月15日 – 1967年(昭和42年)11月4日)は日本の文学者、編集者。川端康成に師事し、著書に詩集「幼き歌」、戯曲集「蛾」、随筆集「囲碁太平記」など多数。オリンピック讃歌の日本語での訳詞を担当した人としても知られる。ボブ・ディランの「風に吹かれて」の訳詞も担当した。

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