東京オリンピック・パラリンピックのテスト大会を巡る談合疑惑で、東京地検特捜部と公正取引委員会が合同で、電通本社などを家宅捜索しました。独占禁止法違反の疑いで家宅捜索を受けているのは、大手広告会社の「電通」やイベント会社の「セレスポ」の本社など、複数ヵ所です。関係者によりますと組織委員会が発注したテスト大会の計画立案などに関わる競争入札で、事前に落札者を決める受注調整が行われた疑いがあるということです。特捜部などは「大会運営局」で次長を務めていた組織委員会の元幹部の自宅も家宅捜索しました。強制捜査を受け、東京都の小池知事は「遺憾」と話しました。
小池知事「もう誠に遺憾ですよね、捜査には全面的に協力をするように伝えています。」
東京都は24日調査チームを立ち上げていて、年内にも中間まとめを公表する方針です。