パソコンを多く置いたゲーミングルームや、独特の形状の寝室スペースで睡眠解析ができるカプセルホテルなど、個性を放つ「コンセプトルーム」が続々登場しています。後藤楽々キャスターが、都内にある2つのホテルでロケ。実際に体験してみました。
■別の宿泊者と「グループ通話」も可能
東京・池袋にある、長期滞在向けのホテル「MIMARU東京 池袋」を訪ねました。ここで11月から新しいサービスが始まりました。
後藤楽々キャスター
「パソコンがたくさんありますよ。こんなホテルのお部屋は初めて見ました」
この部屋は、eスポーツをするための「ゲーミングルーム」です。チーム戦もできるように、ゲームができるパソコンを5台も設置しています。
このホテル独自のサービスは、バーチャル空間の部屋である「メタバースルーム」です。ゲーム感覚で操作することができ、ここで出会った別の部屋の宿泊者とグループ通話で会話も楽しめます。
また周辺の観光スポットが表示されるマップもあり、お勧めの場所について情報交換することもできます。
■プロゲーマー「人とやるのが一番」
ゲーミングルームはサービス開始以降、問い合わせが多いといいます。取材した日も宿泊者がいるということで、後藤キャスターはバーチャル空間の部屋で待ちました。
「（部屋に）入ってきましたよ！」と画面を指す後藤キャスター。別の宿泊者のアバターが登場しました。「少しお話伺いたいんですけれども、よろしいですか？」と聞くと、宿泊者は「いいですよ」と応じました。
直接お話を伺えるということで、お部屋を訪ねました。この宿泊者は、プロゲーマーのNOBIさん（Team YAMASA）。eスポーツの合宿のために泊まっていました。
NOBIさん
「家でみんなオンラインというのはあるんですけど、実際顔を見れないと寂しくて」
後藤キャスター
「家でやるのとは違いますか？」
NOBIさん
「違いますし、めっちゃ楽しいですね。ゲームはいろんな人と（同じ空間で）やるのが一番だなと思いました」
■新規開拓…コロナ禍でゲームに注目
みんなで楽しくゲームができるよう、この部屋は防音の壁にしたといいます。設置したきっかけは、新型コロナウイルスの感染拡大でした。
このホテルチェーンは外国人観光客向けに営業していましたが、新型コロナの影響で客足が激減。新規開拓のために、コロナ禍の巣ごもり需要で人気のあるゲームに注目して始めました。
MIMARU荒井雅之さん
「（水際対策などの）規制緩和の中で、海外のお客様がすごく戻られています。ゲームのみならず、宿泊の楽しさを世界中に発信できればと考えています」
■「研究所みたい」…独特の形状を利用
東京・大手町にあるカプセルホテル「ナインアワーズ大手町」を訪ねました。後藤キャスターは「これがカプセルホテル！ 初めて来たんですけど、映画とかで見る研究所みたいです」と興味津々です。
グッドデザイン賞にも選ばれたというカプセル。独自の形状を生かして、新しいサービスを始めました。
■マイクやカメラで…睡眠の状態を解析
ナインアワーズ大手町・米本秀高さん
「睡眠解析ができるサービスを提供しています。カプセルの形状は非常にデータが取りやすく、うまく活用したいなと思っていました」
全てのカプセルに、マイクや赤外線カメラなどが内臓されていて、希望があれば寝返りや呼吸のリズムを計測してくれます。自分では分からない、いびきの回数や深く眠れている時間など、睡眠中の状態を知ることができます。
米本さんは「コロナ禍でも睡眠解析を目的にしてお越しいただけるので、非常に良かったなと思っています」と話します。
『Oha！4』を担当していることもあり、早寝早起きには自信がある後藤キャスター。せっかくなので、睡眠解析を体験させてもらいました。
（2022年12月26日放送「Oha!4」より）
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