オリンピック関連は”8割減”札幌市の予算案 一般会計「約1兆1900億円」過去最大に (23/01/30 21:00)

オリンピック招致の予算を大幅削減です。

 札幌市は2023年度の一般会計予算案について冬季オリンピック関連の予算を8割削減することを発表しました。

 秋元 克広 札幌市長:「市政課題に対応しつつも、将来世代に過度の負担を残さない健全な財政運営を堅持できた」

 秋元市長は先ほど会見を開き、札幌市の2023年度の一般会計予算案が過去最大の約1兆1900億円となることを発表しました。1兆円を超えるのは6年連続です。

 増額の背景には新型コロナウイルス対策や、過去最大の除雪費、262億円が計上されたことなどがあげられます。

 一方、2022年末に「積極的な機運醸成活動を当面休止する」としていた、札幌オリンピック・パラリンピック招致に関わる費用については8割減となる大幅な削減案を打ち出しました。

 秋元 克広 札幌市長:「札幌がこれまでの大会と違うというようなことを市民に理解していただけるような計画の見直しをまずしていきたい。その内容を示したうえで市民の意向を確認していきたい」

 東京大会を巡る汚職事件などを受け、市は冬季大会の広報関連事業費の計上を見送りました。

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