スペインのサッカー名門チーム「バルセロナFC」。スペインで行われるチームが行うハイレベルな練習プログラムに、久留米市の小学生が参加します。
軽やかにリフティングをこなすのは、久留米市・西国分小学校の田代祥くん、新6年生です。
調子のいい時はリフティング1000回超えをこなす祥くんですが、実はサッカー歴わずか1年なんです。
サッカーについて祥くんは「やってて飽きない仲間がいるから出来るからサッカーは楽しい」と話します。
去年友達に誘われて気になっていたサッカーを始めた祥くん。早くからやっている子に追いつくために3つのクラブを掛け持ち、家でも毎日、練習を重ねてきました。
そんな努力が報われ去年12月、バルセロナFCのサッカースクールが国内5カ所で開催したキャンプに参加したところ、選考の結果、1割しか選ばれないスペイン遠征の切符を手に入れたのです。
祥くんは4日に、スペイン遠征を前に久留米市の原口市長を表敬訪問しました。
お父さんの田代剛さんは「本人も3年遅れているので人より3倍やらなきゃいけないという意地で、一週間サッカーし続けている」と話し、久留米市の原口新五市長は「ぜひ頑張ってきて。思いっきりやってきて」と激励しました。
5月20日にスペインへ出発。10日間の日程で、バルセロナFCのコーチから指導を受けるほか、地元クラブチームとの合同練習などに参加する予定です。
田代祥くんは「スペインでは自分よりうまい選手がいっぱいいるから、色々まねして試してみて帰ってくる。一番なりたいのはロナウジーニョ。全部が出来る選手。全部できるようになりたい」と決意を語りました。
久留米市の小学生が世界に挑戦します。