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【伝説の試合】 フランス vs クロアチア W杯決勝 2018
序盤10分過ぎまでは、ここまで3試合連続延長戦を戦っているクロアチアが積極的なプレスから主導権を握って攻め込む。フランスはやや動きが硬い。
18分、フランスが先制。グリーズマンが25メートル弱のフリーキックを、左足で蹴り込むと、鋭いボールがクロアチアの長身選手の頭をかすめ、ゴール左上隅に吸い込まれた。記録はオウンゴール。
28分、クロアチアがペリシッチのゴールで1-1に追いつく。ゴール正面、やや距離のあるFKを、モドリッチが右サイドへ展開。これをヘディングなどで複数の選手がつなぎ、こぼれ球を拾ったペリシッチが鋭い左足シュートを突き刺した。
36分、フランスの右CKからの混戦で、クロアチアの選手にハンドの反則があったとして、主審がビデオ判定の末にPKを宣告。
38分、フランスがPKで勝ち越す。グリーズマンが左足でGKの逆を突き、ネットを揺らした。フランスが2-1でリード。
52分頃、客席から男女数人がピッチ上に乱入し、試合が一時中断するハプニング。
59分、フランスはカウンター攻撃からポグバが追加点を決め、3-1に。ポグバが長いスルーパスをエムバペに通して築いた好機で、自らシュート。1度は相手守備にはね返されたが、こぼれ球を拾って左足シュートを打ち直してネットを揺らした。
65分、フランスの19歳、エムバペが右足でミドルシュートを決め、4-1と突き放す。
69分、クロアチアが1点を返し、2-4と追いすがる。相手GKロリスの緩慢なボール扱いを逃さず、敵陣ゴール前に詰めてきたマンジュキッチがボールを奪ってゴールを決めた。
後半ロスタイムは5分。フランスが4-2のまま逃げ切り、1998年フランス大会以来、5大会ぶり2度目の優勝。クロアチアは初制覇ならず。