JR水戸駅北口のマイムビル(水戸市宮町)に22日、eスポーツ体験施設「AREA310」がオープンした。県や市の支援を受け、ソフトウエア開発のアプリシエイト(同市、和田幸哉社長)が設置。eスポーツを通じた地域活性化やデジタル人材育成につなげることが狙いだ。
同施設には4台のゲーム機が設置され、来場者が無料でプレーすることができる。また、同社のVR(仮想現実)やAR(拡張現実)などのIT技術も紹介されている。
オープンに合わせて開かれた記念式典には、和田社長のほか大井川和彦知事や高橋靖水戸市長らが出席。大井川知事は「さまざまなデジタル技術を体験できるこの場所から、茨城のデジタル産業が発展していくことを祈っている」とあいさつした。
式典の後半には、大井川知事や高橋市長らも参加して、レーシングゲーム「グランツーリスモ」のエキシビションマッチを開催。華麗なハンドルさばきで繰り広げられた白熱の戦いに、会場から拍手が上がる場面もあった。
同施設では今後、eスポーツのイベントのほか、プログラミング教室やデジタル技術を学ぶセミナーなども開かれる予定という。和田社長は「この施設から、多くのデジタル人材を育成していきたい」と力を込めた。
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